今回玉置浩二ショーを観て、あらためて玉置浩二と言うアーティストは、人を喜ばせる為に歌っているんだなぁと再認識した。
ショー自体とても素晴らしく、やっぱり玉置浩二はいいなぁと何回も思ったけれど、いつもの玉置浩二ショーとはちょっと違った。どちらかというと、SONGS に近いと言うか。
何が違うのかなぁと思いながら観ていると、そうか観客席に人がいないんだぁ、と言う結論に達した。
玉置浩二ショーって意外と熱量が高い。意外とと言うのは60才付近のオジサンアーティストのパワーではなく、ガンガンくる感じが画面から伝わって来る。ある意味テンションが高い玉置浩二が歓声に包まれてご機嫌なパフォーマンスを繰り広げていて、こちらのテンションも上げてくれる。
確かに環境や体調の変化もあったとは思うけど、私が勝手に想像する玉置浩二は歌っている時はそれを横に置いて、いつも変わらない玉置浩二を見せてくれる。
別の見方をすると、玉置浩二の音楽は観客がいて初めて完成する。こう言う言い方をすると、まるでCDの曲が物足りないと言っているように聞こえるかもしれないけど、そうではない。いや、でも、彼のコンサートに行った人は分かると思う。生で聴く玉置浩二は全然違う。やっぱりあれが彼の音楽の完成形なんだと思う。
なので、目の前に観客がいなかったと言うのが、今回の玉置浩二ショーがちょっと今までと違った玉置浩二ショーだった理由なのかなぁと。今回一番心にぐっと来たのが、いきものががりの為に歌っていた時。そう、誰かの為に歌う玉置浩二の歌の力は凄い‼️
そう言う意味では、ずっと玉置浩二のファンであり続けて、彼の音楽の一部であったファンの皆さんには玉置浩二と同じ位感謝したい。こうやって私のように気づくのに時間が掛かる鈍感な人間にも楽しむチャンスを与えてくれたのだから。
次回の玉置浩二はいつかなぁ〜