アラフィフ女子's diary

玉置浩二、乗馬、ダイエット、仕事、家族の色々

胃瘻について

母親の脳梗塞後の後遺症で一番問題になっているのが食べない事。

 

特に飲み込む事に問題がある訳ではないが、脳梗塞後食べなくなってしまった。

最初の頃はそれでもエイバランスと言う介護界隈では有名なドリンクを飲む事もあったが、どんどん食べなくなってしまった。

 

急性期の病院から回復リハビリ病院に移ってからは更に食べなくなったが、食事もリハビリの一環のため、母親の好きな食べ物リストの中から、アイスクリームやプリンと言った口当たりの良い食べ物を買ってくるように病院から言われ、持って行った。

 

気分の良い時はプリンを一個や、小さいスーパーカップを1つ食べたりもした。

「美味しい」と言って喜んで食べたかと思うと、2口目にはもう要らないと言ったりしていた。

 

が、当然それでは栄養が足りず、経鼻栄養チューブとなってしまったが、これがまた不快のようで自分で抜いてしまう。そうするとまた挿入しないといけないが、大暴れをすると言った事が続き、胃瘻を進められた。

 

えーーーー、胃瘻・・・と最初大きな抵抗もあったが、知り合いの医療関係者に聞くと、経鼻チューブよりは本人も楽だし、口から食べれるようになれば胃瘻は閉じることができる、いざ施設に入れる場合経鼻チューブでは受け入れる施設が限定されるが胃瘻は割とハードルが低い等、良い面も教えてもらったため、胃瘻にしてもらった。

 

正直最後の最後まで迷った。胃瘻にしてまで母親は行きたいのかなぁとか、無駄な延命ではないかと。

 

ただ、母親を見ていると、それなりに喜んだり笑ったり怒ったりするので、このままと言うのは忍びなく、私の決断で母親に胃瘻を作った。

 

手術自体は簡単な物であったが、母親は糖尿病持ちで、手術した後の傷の治りが悪く、本来であれば1週間で手術をした病院から元のリハビリ病院へ戻るはずが、2週間掛かってしまった。

 

高齢者にはこの2週間と言うのは非常に大きく、リハビリが目的ではない手術を行う急性期の病院では寝たきりとなり、この間大きく体力が落ちてしまい、リハビリ病院に戻っても、以前ほどの動きができなくなってしまい、とにかく疲れて寝てばかり。

 

あーーー、胃瘻は失敗だったかなあと。もう少し待てば良かったかもと思ってしまう。

 

よく、脳梗塞や認知症で本人が自分で自分の事を決断できなくなる前に、家族でよく話し合っておきなさいと介護の本には書いてある。

 

しかし、実際は難しいと思う。想定していた事と同じ条件ではその状態がやってこないから。例えば胃瘻にしても、母親はやりたくないとは言っていたが、まだ少しは動いたり話したりして回復の見込みがある時に一時的な措置としての胃瘻も嫌だったのか私にはわからない。

 

介護はすべて試行錯誤だわぁぁ。

 

 

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