アラフィフ女子's diary

玉置浩二、乗馬、ダイエット、仕事、家族の色々

母親の老いてく姿

78歳の母親。

先日ポツンと「友達関係なんてあっけないねぇ」と淋しそうにこぼしていた。

 

父親が3年前に心筋梗塞で急死してからと言うもの、めっきり体力的にも精神的にも弱ってしまった。

それまでは車の運転もスイスイしていたが、目の欠損が生じて運転もできない。
かといってピンピンと歩ける訳でもなく、杖や押し車を使ってトボトボと歩く。

 

7月からは介護認定を受けて週に2日通所リハビリ、まあ所謂デイサービスに行くようになった。

 

78歳では仕方ないがななと私などは思うが、どうもデイサービスでは若い部類に入るらしい。確かには母親が仲良くしていた人達は未だにピンピンとして車も運転するし、元気そうでうある。

 

そんな状況なので、どうも友達との間に“壁”が出来てしまったらしい。

 

以前は食事に行ったり、観劇や旅行に行ったりとよく一緒に出掛けていたのが、最近では全く誘われなくなったらしい。

 

「向こうだって、気を使って声を掛けないんじゃない?歩くの大変なんだから」と一応気休めの言葉を掛けると、「それもあるよね~」と言っていた。

 

まあ、母親の気持ちも分からないでもない。

 

もともと大家族の賑やかな家に生まれ、結婚してからも私の父親は毎晩の様に友達を連れて飲んでいたので、いつも誰かいた。そんな父親と言う今まで頼っていた存在が急にいなくなり、自分の体は弱くなるばかり。
田舎で車を運転できないということは、ものすごく不自由である。
そんな不安が一杯な状況で、友達からも疎遠になってしまう。

 

老いと言うものは思っている以上にキツいなぁ。自分の親の淋しそうな姿を見るのは切ないし、結婚もせず、子供のいない自分の将来も若干心配になる。

 

母親を不憫に思って優しくしてあげようと思っても、実際には話すとむかつく事も多くなかなか出来ない。
それとこれとは別である。

 

まあ、知り合いに電話をしては自分よりももっと不幸そうな人の話題をして、自分の幸せを噛みしめている母親。
それで気分転換になるのであれば、それはそれで良いことだと思う。

 

 

 

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