数日前、母親が訪問販売で、足裏低周波マッサージ装置を33万円で買うと言い出した。
足腰にも糖尿病にも良いと言っていたと。
なんだそれはという感じである。アホらしい。
元々父親がいた頃は、ほとんど父親に頼っていた母親は、何かにつけて父親に聞いてから行動すると言う癖が付いているため、父親が亡くなった今は私に一応聞いてくる。
それで間一髪、すぐに購入するのを止めさせたが、翌日もやっぱり買いたいと言う。
「絶対ダメ」と言っても、「でも、気持ち良かったから欲しい。」としつこく言う。
これは私が会社に行っている間に買ってしまうかなと諦めていた。
会社に行き、その事を総務の子に話すと、やっぱり訪問販売はなんとしても阻止した方が良いと言う。同業者の横の繋がりがあるため、一度買うと、「あの家は買う」と次から次へと来るそうだ。
これは諦めずもう一度念を押しておこうと思い家に電話をした。
すると、もうその事なら良いと言う。
母親の友達が似たような機械を2台持っているとかで、1台貸してくれる事になったそう。
あー良かった。
それにしてもなんでそんな物を2台も持っているかという疑問は残るが、とりあえず一件落着。
昨日会社が終わってから友達にその事を愚痴ると、33万円も出すのなら良いマッサージチェアが買えるよと言われ、「そうだね、そっちなら良いよね〜‼️」となった。
そうかそうか、それは良い考えだ、私も使いたいしと思い、家に帰り母親にその事を話すと、マッサージチェアには興味か無いと言う。
恐るべし訪問販売員の話術。私ゃとても訪問販売員にはなれないね、玄関払いが良いとこだ。
つくづく訪問販売員の実力を思い知った…
とりあえず母親は借りて来たマッサージ器にふくらはぎを乗せて大人しくやっている。