昨夜、地区の民生委員、区長さん、市の福祉課の方が家に来た。
何事かと思ったら、災害時の避難が困難だと思われる家族がいる家を訪問し、状況の確認と避難困難者がいる事を申請する用紙を配布にきたようだ。
うちは、母親が坐骨神経痛が酷かったり視野に欠損があるようで動きが鈍く、兄は兄で知的障害者なので対象になったらしい。
話していくうちに、問題は兄ではなく母親の方で、母親を避難困難者として登録することになった。
その話だけではなく、母親の近況を心配して色々と話をしていってくれた。父親が1月に急逝してから母親の様子が明らかに変わってしまったことは誰の目からもあきらかで、その上坐骨神経痛でヨチヨチと歩いているのだから、近所で目に付かないわけはない。
人に同情してもらうのが大好きな母親。ここぞとばかりにいかに自分が不憫であるかを語っていた。
私はそれを、最近は高齢者の独り暮らしも多いせいか、地域でサポートをする体制がそれなりに整ってきたのかなと思いながら横で聞いていた。
そして、あれだけ自分の不憫さをアピールできたのだから、母親もさぞかし満足だろうと思いきや、帰った途端ブツブツと文句を言い出した、
「私を動けない年寄り扱いして、あーー悔しい!」と・・・。
へ・・・???
普段、目が見えないやら動くと痛いからといって掃除すらしないんだから、あきらかに「動けない年寄り」だろうに。しかも自分で散々アピールしてたじゃん。
いったいどう扱ってもらえればハッピーなのか私にゃわからんね。
余程悔しかったのか、今まで見向きもしなかった整形外科でちゃんとした診断を受けたいと言い出した。
…背骨を治す前にその歪んだ根性を治してもらいたいもんだ…