アラフィフ女子's diary

玉置浩二、乗馬、ダイエット、仕事、家族の色々

年老いた母親を持つ自閉症の兄の苦悩⁈

と書いたものの私の母親でもあるのだが。

 


これは持論ではあるが、根本的に男の人の方が母親に対しては優しいと思う。

 


私の兄も自閉症と言う障害は持っているが基本的に人間的に優しく特に母親に対しては優しい。

 


母はと言えばそれはそれは兄を可愛がっていた…

 


が、である。年老いて痛い所だらけで、もともと動く事が好きではなかった性分にさらに輪をかけて動かなくなり、兄をこき使っているのである。

 


「あれを取って」

「ご飯をよそって」

「お水を頂戴」

「湿布を貼って」

「電話を取って」

 


兄は全てやってあげる。

 


何故私には言わないのか?

 


そんな事を私に言った所で「自分でやれば」の返事しかないからだ。

 


私は私でそんなにズルをしていると本当に身体が動けなくなってしまう事を懸念しての発言である。どれ位の痛みか知らないが、イチゴが食べたくなればそそくさと冷蔵庫の所に行って食べるのだから、上記のこと位できないはずはない。

 


母親が兄をこき使うのは今に始まったことではない。

 


えらいもんで洗濯、掃除はこれまでに一通り仕込んである。完璧ではないが。

 


兄の自立を考えての事では決してない。単に、自分が楽をするためである。

 


人が楽をしたいと思う時に革命が起きる。その革命のお陰で私も随分と楽をさせてもらってはいる。

 


兄が掃除洗濯をするのは、1.お母さんのため、2.私に怒られるから、3.買い物に連れてってもらいたいから。

 


ただ、問題は必要以上の力を掛けて掃除をするため、掃除機の柄がしょっちゅう折れる。…仕方ないと半分は諦めてはいるが、当然私は怒る。

 


それはさておき、最近母親の面倒を見る事が本当に増えてきた。

 


そんな状況の中、兄は兄なりに母親の事が心配なようで、知り合いや叔母さんに

「家に来てください。お母さんに会いに来てください」と言っているようである。

 


しかし、ふと思った、(いや待てよ、さすがに母親にこき使われるのが嫌で他の人にやってもらおうとしているのではないか?」と。

 


小さい頃から兄に助けられる事はないと思ったが、今は大助かりである。

 


ありがとう、お兄ちゃん。

 

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