在宅で83歳の母を介護しているんですが、母は脳梗塞で失語症になり、ほぼ見えない状態です。もうほぼ寝たきりで、トイレはオムツが大活躍しています。
で、介護の中でもオムツ替えが一番の難関なんですよね。なんたって、オムツを母の体の中心にピッタリ合わせないといけないんですけど、母がよく動くもんだから、すぐズレちゃうんです。何度も母をコロコロ転がしながらオムツを引っ張るうちに、こっちもついムキになって、力任せにやってたらオムツをビリッと破いちゃったことも何度かあります。
ちなみに私は、結婚もしてないし、子供もいないので、これまでオムツに触れる機会なんてほとんどなかったんです。母の介護が、まさに「初オムツ」体験ってわけです。
でも最近、ヘルパーさんと話していてビックリしたのが、今のオムツってめちゃくちゃ性能がいいんですよね。吸収力がすごいから、意外なところで役立つんです。
例えば、災害時にトイレが使えないときにオムツを使ったり、母が車いすからひっくり返って頭を打ったとき、水で頭を洗い流す際に下にオムツを敷いたり。
さらには、友達が渋滞中にトイレに行きたくなって、たまたま車にあったオムツで危機を回避したなんて話も聞きました。あと、料理の油を処理するときにオムツで吸い取る、なんてアイデアもあるらしいです。
もちろん、オムツは安くないのでもったいないんですけど、破れたオムツの再利用には、油の処理くらいがちょうどいいかもしれませんね。