今年の4月30日をもって、長年勤めた会社を退職しました。その理由は、83歳の母を在宅で介護するためです。彼女は脳梗塞を患い、失語症とほぼ盲目になってしまいました。もちろん、それが一番の理由ですが、正直、数年前から仕事に対して前向きな気持ちを持てなくなっていたことも大きな要因です。
金銭面については、幸いにも会社のストックオプションや株式投資で少しずつ蓄えができていたので、なんとかなるかなという算段です。でも、無収入になるというのはやっぱり不安が伴いますよね。そこで思いついたのがデイトレードでした。
「大丈夫か?」って思われそうなので、友人にはあまり話していませんが、先月からコツコツと実際にトレードをしながら勉強を始めました。株式投資自体はもう20年くらい、中長期投資をメインにやっているので、そのリスクは理解しています。その上で、デイトレードの技術を身につけたいと思ったのです。
その理由はこんな感じです。
- 時間がそこそこある
- 中長期よりも考え方次第でリスクを限定できる
- その日のうちに決済できるので、ストレスが少ない
- 技術を身につければ、どこでも一生続けられる
実際にデイトレードを2か月やってみた感想としては、
- めっちゃ地味
- めっちゃ難しい、思うようにいかない
- でも、やっぱりリスクは低そう
- 景気やニュースに一喜一憂しなくていいので、気が楽
- 金銭的苦痛を伴う精神修行
まだ利益はさっぱりですが、マイナスにもなっていないのが救いです。正直、自分に向いているかと言えば、長期投資の方が性に合っています。企業の内容を調べたり、将来の社会を予測しながら投資するのが楽しいんですよね。
そして資産をしっかり形成するならやっぱり中長期トレードだとも思います。
でも、デイトレードはその日の動きだけに集中するので、また別の利点があります。また、私が目指しているのはお小遣い程度の稼ぎ。そして自分の予測の答え合わせがすぐ出来る、何とかショックの様な暴落には巻き込まれる心配がない、と言うのがやっぱり魅力。
次はどうやったら勝てるか、何で今日は失敗したのかを考えるのは嫌いじゃないので、デイトレの修行をもう少し続けてみようと思っています。中長期がメインですが、デイトレのスキルも時間をかけて磨いていきたいです。