脳梗塞の後遺症が残り、失語症とほぼ失明した要介護5の母親を在宅介護している。
以前も何度か紹介したが、在宅介護で役に立つグッズをあらためていくつか紹介した。
1.スライドシート
寝ている母親の下にこのつるつるの輪っか状になっているシートを敷き、2層になっている上の層を引っ張ると、簡単に体を移動できるというもの。
これは便利です!
例えば、車いすからベットへ移動させた時に、なんだかベッドの下の方に寝かせちゃったなと言う時等、このシートを体の下に敷いて引っ張れば簡単にベッドの上の方に移動することができる。一人でも全く問題ない。
これを考えた人は天才だと思う!
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2.ゴミ箱
私が在宅介護をする上で一番心配だったのが臭い。玄関を入った途端に、何とも言えない「介護します~」と言う臭いがしたら嫌だなと。また母親や母親の部屋が臭ったら私はちゃんと優しく介護ができるかどうか心配だった。
でも、このゴミ箱は本当に臭わない。と言っても念には念を入れて、使用済みのオムツや汚物は新聞紙で包んで「臭わない袋」に入れてから、このゴミ箱に入れている。それでも面倒くさい時には「臭わない袋」に入れないで新聞に包んだ状態でゴミ箱に入れることもしばしばあるけど、部屋が臭っている感じはないのでやはり臭いは閉じ込めているのだと思う。
やや欠点は専用のゴミ袋が必要なので、ちょっとランニングコストはかかる。ただ、このゴミ袋もカートリッジ式になって、使った分だけ切って使うため使い勝手は良いと思う。
あと、ちょっとゴミを入れる口が小さいのが気になるけど、大きいと臭いも漏れやすいから仕方がないのかもしれない。
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専用ごみ袋
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3.松浦晋也さん著、「母さん、ごめん。」
母親が脳梗塞になり、介護が必要と分かってから色々な本を読み、その中でもこの本がとても私は参考になりました。タイトルが少し重い感じだけど、実際はそんな事はなく、「わかるーーーー!」と心の中で思いながら読み進めることができます。
多くの本が専門家が介護の制度を説明したり、こう言う時はこうすればよいと言うアドバイスについて書かれているけれど、この本は、松浦さんのお母さんが介護が必要となってからの話がつづられているので、ガッツリ素人の介護者目線であり、本当に色々な事が赤裸々に書かれているのでなんというか。「みんなそうなんだ」と言う安心を与えてくれる。
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こんな田舎に住んでていても、Amazonのお陰で在宅介護もそこそこ快適にできる。
こういったデジタル文明の進歩は、実は都会よりも田舎の方が恩恵が受けやすい、と私は思う。