坐骨神経痛の母親は、ここ1ヶ月位整体に通っている。
車で30分位の所で、毎週末私が送迎をしている。
しかし、どうも効果がなく、先週は今度は予約を入れてこないと言っていた。なのに、ちゃっかり予約を入れて帰ってきた。
施術した時だけ痛みが和らぐなら、そんなに遠くまで行かなくても近くの整体に行けば?と言うと、それじゃあ「そうするよ」と言う。
しかし、昨日の夜会社から帰ると、
「この前のところ、まだ予約取り消していない」と言う。
「じゃあ今から電話をして取り消せば?」と言うと、
「あんた電話してよ」と言う。
やっぱりね、そんな事だろうと思っていたよ・・・。
予約を取りすのが決まりが悪いのか、やりたがらない。そう、嫌な事は人に押し付けるタイプ!
そもそも予約は入れてこないと言いながら、カッコつけて予約を入れてきた自分が悪いのだから、私としたらイヤなこったである。
「自分でそれ位やって」と言うと、仕方なく電話を持ってきて私の目の前で電話を掛け始めた。
「あ、掛らない」「つながらない」「電話がおかしい」などと、なかなか電話がつながらない。最初こそ大丈夫かな?と見ていたが、どうもウソ臭さがプンプンする。
「電話番号が読めない」「目が悪くて番号のボタンが押しにくい、あー困った」と言っている。これをマジメにやるのである。
イライラして電話番号を私が読み上げる。「やっぱりつながらない」と言う。3度も!
「じゃあ、電話番号が違うんじゃないの? 診察券で確認したら?」と言うと、そこの整体を紹介をしてくれた友達に電話をすると言う。
電話帳を見ながら電話を掛けると、すっと繋がり「もしもし、私~」と話し出す。
目が見えにくくてボタンが押しにくいのなら、友達の所だって掛けにくいだろうに、何故に一度でつながる訳・・・?。
教えてもらった電話番号は、もともと掛けていた電話番号と同じである事がわかり、また整体へ電話をする。
するとまた、「掛らない」「おかしい」と下手な小芝居を真剣に再開する。
・・・・
私だって、母親が本当に困っていたり、大変そうであれば手助けもするが、整体の予約が昨晩取り消せなかったところで死にゃしない。
あきれてその部屋から出ると、あきらめたのかちゃんと掛けて「もしもし○○です」と言う話し声が聞こえる・・・。
自分の母親ながら、お手上げである・・