子供の頃、キャンディキャンディが大好きだった。
マンガも読んだしテレビも観ていた。
キャンディキャンディのおもちゃやイラスト集が出ると両親にせがんで買ってもらった。
多分、潜在的な私への影響は大きく、今思えば海外に興味を持ったのもキャンディキャンディの影響だと思う。アメリカにもイギリスにも留学した、キャンディのように。
まあ、これはいいだろう。英語も話せるようになったし、おかげで海外関係の業務に就いている。
ストーリを大人目線で端的にまとめると、孤児のキャンディが最終的には超大金持ちのハンサムで超優しいアルバートさんと結婚すると言う話。
その過程で、かの有名なニールとイライザと言うラガン家の性悪兄弟にいじめられるが、必ずお金持ちのイケメンの男子が現れ助けてくれ、みんなキャンディに恋をるす。
その中でもキャンディが両想いになるのは、それぞれ違うタイプだけどその時点で一番好条件で一番カッコいい男子たち。それもアメリカとイギリスを股にかけて。
アンソニーとテリー。私は当時テリー派だった。テリーとのキスシーンは未だにきゃーーー!と興奮する。
アンソニーはやさしい男子の典型、テリーは不良っぽい貴族で心優しいワルの典型。
ここでミソになるのが恋人同士にはならない。でも彼らがキャンディを好きなのは明白。
好きだけど結ばれないところが子供心にもワクワクした。アンソニーは死んじゃうのでともかく、テリーは可哀想なスザンナに譲る、余裕のキャンディ。
そして最終的には物語の最初から登場してキャンディを要所要所で助けていた謎の人物アルバートさんと結ばれた、と思わる。
このアルバートさん、実はキャンディの初恋の人で、登場人物の中で一番のお金持ちだった事が判明する。桁違いのお金持ち。
絵に描いたようような究極のシンデレラストーリー。もちろん漫画だからね、絵に描かれているんだけれど。
こんな物を子供の頃に読んだもんだから、いつか私にもテリーが現れると信じ、そして、大人になった今はよりお金持ちの"私のアルバートさんはどこ⁈"ってな具合に引きずっている。
そして未だにのどちらも現れないのである…。
恨むぞ、キャンディ…
キャンディ・キャンディ (1) 講談社コミックスなかよし (222巻)
- 作者: いがらしゆみこ,水木杏子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1975/10/02
- メディア: コミック
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