私のように自分の子供も甥も姪もいないと、いつまでたっても"オバサン”と言われることに抵抗がある。
免許証の更新で撮った写真を見ると十分に”オバサン”だし、来年50歳ならまぎれもなく”オバサン”で、昔なら死んでいるかもしれない。
でも、やっぱり”オバサン”と言う言葉の持つ響きや意味合いがどうも悪過ぎる。
かと言って”お姉さん”と呼ばれると嫌味にしか聞こえないので、自分でもなんて呼んで欲しいか全くわからない。
”オバサン” "オバサン”
辞書には載っていないが、その言葉のみんなの心の中の定義は、"歳をとっている”、”恋愛対象外の女”、”ずうずしい人”、”物をずけずけ言う人”、”手ごわい人”そんなところか。
自分も”私はオバサンだから仕方がない”と思うと、ちょっと恥ずかしい事をする勇気が沸く。
ある意味、自分を"オバサン”と思うことで、変身できるのである!
海外で、観光に来ている日本のオバサン達を見ると安心する。
オジサン達を観ても安心しない、”この人達、大丈夫かな?”と逆に心配にさえなる事がある。
でも、オバサン達は、何かあってもこの人達は必ず生きて日本に帰れると確信できる、なんならお土産を両脇に抱えて。
だから、ここにオバサンがいる限り、私も大丈夫と思える。
”オバサン”て強い。
”強い女”と言うのが日本では長くあまり好まれなかった。
つまり、おしとやかで守ってあげたくなるような女性が好まれた文化。
”オバサン”はそれとは正反対。だから、"オバサン”と言う言葉にはネガティブなイメージがある。
でも、”オバサン”って何故か怖いけど安心する。あったかい。
”私がオバサンになぁったら~♪”って、オバサンだよ、もう!ってか(笑)